会員データ連携の実装方法
最終更新日: 2026年5月18日
会員データの連携をサイトに実装したい
顧客カルテで会員データを活用するためには、サイト側にscriptタグを設置し、会員データをCDPに送信する必要があります。
このページでは、scriptタグの設置方法をGTM(Google Tag Manager)経由でのパターンを中心にご紹介します。
こんな時に便利です
- 顧客カルテで会員データの分析を始めたい
- サイト改善・分析機能で会員属性による絞り込みを行いたい
- 既存のGTMを活用してscriptタグを設置したい
前提条件
scriptタグの設置にあたって、以下の準備が必要です。
1. 基本トラッキングタグ(tracker.js)の設置
会員データ連携のscriptタグは、サイト全体に設置されている基本トラッキングタグ(tracker.js) の上で動作します。
CDPの導入時に基本トラッキングタグが設置されている前提で、本ページの説明を行います。
2. 設置対象のページ
会員データの取り込みは、会員認証後ページ(ログイン後ページ) で行います。
ログイン状態のユーザーがアクセスするページ全体、または会員専用ページにscriptタグを発火させる設定を行います。
3. 連携する会員データ
サイト側で、以下の情報を連携可能な状態にしておく必要があります。
- 会員ID(一意の識別子)
- 標準属性に割り当てたい項目(年齢・性別・都道府県・会員登録日)
- その他、表示用として連携したい会員情報(会員名、所属国 など)
scriptタグの基本構文
会員データの取り込みには、以下のscriptタグを使用します。
<script type="text/javascript">CDP_CRAWLER.idsync({ name: "member_id", value: "{会員ID}", attrs: { name: "{会員名}", gender: "{性別}", age: {年齢}, area: "{国}", pref: "{都道府県}", signup_at: "{会員登録日時}" }});</script>パラメータの説明
name:識別子の属性名を指定する固定値です。通常は"member_id"を指定します。value:会員を一意に識別するIDを文字列で指定します。attrs:連携する会員属性をオブジェクト形式で指定します。
GTM(Google Tag Manager)での設置手順
既存のGTMを活用して、scriptタグを設置する方法をご紹介します。
- GTMのワークスペースを開く
設置対象サイトのGTMコンテナを開きます。
- 新しいタグを作成する
「タグ」メニューから「新規」をクリックし、新しいタグを作成します。
- タグタイプを選択する
タグタイプとして「カスタムHTML」を選択します。
JavaScriptを直接記述できるタグタイプです。 - scriptタグを貼り付ける
「HTML」入力欄に、scriptタグを貼り付けます。
{〜}の部分は、GTMの変数機能を使ってサイトの会員情報を動的に埋め込みます。<script type="text/javascript">CDP_CRAWLER.idsync({name: "member_id",value: "{{会員ID変数}}",attrs: {name: "{{会員名変数}}",gender: "{{性別変数}}",age: {{年齢変数}},area: "{{国変数}}",pref: "{{都道府県変数}}",signup_at: "{{会員登録日時変数}}"}});</script> - トリガーを設定する
タグを発火させる条件として、トリガーを設定します。
会員認証後ページでのみ発火するよう、ページURLやデータレイヤー変数を条件に指定します。 - プレビューモードで動作確認する
GTMのプレビューモードで、設置したタグが意図通りに発火しているかを確認します。
- 公開する
動作確認が完了したら、ワークスペースを公開して本番環境へ反映します。
動作確認の方法
設置後、会員データが正しくCDPに送信されているかを確認します。
1. ブラウザのデベロッパーツールで確認
会員認証後ページを開き、ブラウザのデベロッパーツール(ネットワークタブ)で、connect.ccdp.jp ドメインへのリクエストが送信されているかを確認します。
2. CDP管理画面で確認
「サイト改善・分析|ユーザー」の「会員データ」タブを開き、連携会員数が増えているかを確認します。
他の設置パターンについて
GTM以外の方法での設置も可能です。
- 静的HTML/JavaScriptに直接記述:HTMLファイル内に直接scriptタグを記述
- サーバーサイドテンプレート(PHP、Ruby、Javaなど):テンプレートエンジンで会員情報を動的に埋め込み
- CMS(WordPress、Movable Typeなど):CMSのテンプレートやプラグインを介して設置
これらのパターンでの具体的な実装については、サポートまでお問い合わせください。
トラブルシューティング
Q. scriptタグを設置したのに、連携会員数が増えません
A. 以下の点をご確認ください。
- 会員認証後ページ(ログイン後ページ)でscriptタグが発火しているか
value(会員ID)に正しい値が入っているか- ブラウザのデベロッパーツールでエラーが出ていないか
Q. 同じ会員のデータを更新したい場合は?
A. 同じ member_id で再度 idsync を呼び出すと、最新の属性情報で上書きされます。
会員情報の変更があった場合は、変更後の値で再度scriptタグを発火させることで、CDP側のデータも更新されます。
Q. 未ログイン状態でscriptタグが発火した場合はどうなりますか?
A. value(会員ID)に空文字や未定義の値が渡されるとデータが正しく取り込めない可能性があります。
会員認証後ページでのみ発火するよう、トリガー条件で会員ログイン状態を判定することを推奨します。
GTMの場合は、データレイヤー変数で会員ログイン状態を判定し、発火条件に含めるのが一般的です。
Q. 連携する属性を後から追加・変更したい場合は?
A. attrs内の項目は、サイトの実装に応じて追加・変更が可能です。 ただし、追加した属性を「会員セグメント」での絞り込み条件として利用するには、「管理メニュー|会員管理|設定」で標準属性の割り当てが必要です。