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【2025年最新】CMS比較11選!失敗しない選び方をWebのプロが徹底解説 【2025年最新】CMS比較11選!失敗しない選び方をWebのプロが徹底解説
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2025.06.16

【2025年最新】CMS比較11選!失敗しない選び方をWebのプロが徹底解説

Web担当者必見! Webのプロが、CMSの種類や法人向けの失敗しない選び方を徹底解説。WordPressなどの無料CMSから、Connecty CMS on Demandといった大企業向けクラウドCMSまで11製品を比較。貴社の目的と予算に最適なCMSが見つかります。

#CMS#DX#Webガバナンス

「自社サイトのリニューアル、どのCMSで進めるべきか…」「CMSを比較検討しているが、種類が多すぎて選定基準がわからなくなってきた」企業のWebご担当者様にとって、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の選定は、Webサイトの成果を左右する極めて重要なミッションです。
しかし、その重要性とは裏腹に、CMS選びで失敗してしまうケースは後を絶ちません。実際に、私たちがご支援するお客様からも、過去のCMS選びに関する後悔の声をよく耳にします。


よくあるCMS選びの失敗例


  • 失敗例1:無料だからと安易に選んだら、セキュリティ対策やアップデート対応に追われ、人件費が余計にかかってしまった。
  • 失敗例2:デザインの自由度を優先したら、専門知識がないと更新できず、サイトが放置状態になってしまった。
  • 失敗例3:高機能なCMSを導入したものの、機能のほとんどを使いこなせず、宝の持ち腐れになっている。

  • この記事では、Web制作のプロである私たちが、このような失敗を避け、貴社にとって本当に最適なCMSを自信を持って選んでいただくための「すべて」を解説します。CMSの基礎から具体的な製品比較まで、この記事一つで完結します。ぜひ最後までお付き合いください。

    まず、CMSの基本的な役割と、必ず知っておくべき「3つの種類」についておさらいしましょう。


    CMSの基本的な役割

    CMS(Contents Management System)とは、Webサイトのコンテンツ(テキスト、画像、デザインなど)を、HTML/CSSなどの専門知識がなくても簡単に構築・管理・更新できるシステムです。CMSを導入することで、更新作業の内製化、迅速な情報発信、複数人での安全なサイト運用が可能になります。


    CMSの3つの種類と特徴

    CMSは、提供形態によって「オープンソース型」「パッケージ型」「クラウド型」の3つに大別されます。それぞれのメリット・デメリットを理解することが、CMS比較の第一歩です。

    「どの種類が良いか分かったけど、具体的な製品をどう比べれば?」と感じるかもしれません。ここで重要になるのが、自社の状況に合わせた「選定基準」です。以下の5つの軸で比較検討を進めることで、判断ミスを防ぐことができます。


    基準1:目的の明確化 (Why)

    なぜCMSを導入するのか?「ブログを書きたい」レベルではなく、「オウンドメディアでリードを月20件獲得する」「複数部署で管轄する製品情報を一元管理し、更新の手間を30%削減する」など、具体的なゴールを定めましょう。


    基準2:必須機能の洗い出し (What)

    目的達成のために、絶対に必要な機能は何かをリストアップします。(例: 承認ワークフロー、多言語対応、MAツール連携、会員管理機能など)


    基準3:費用対効果の算出 (How much)

    初期費用と月額費用だけでなく、運用にかかる人件費や将来の改修費用まで含めた「トータルコスト」で考えましょう。安価なCMSでも、運用に手間がかかれば結果的に高コストになる場合があります。


    基準4:セキュリティ要件の定義 (Security)

    個人情報や決済情報を扱うか、企業のブランドイメージにとってセキュリティはどの程度重要か、といった基準を明確にします。それにより、選ぶべきCMSの種類(オープンソースか商用かなど)が絞られます。


    基準5:サポート体制の確認 (Support)

    社内に専門知識を持つ人材はいるか?トラブル発生時に、どこまでのサポート(メール、電話、保守契約)があれば安心かを考えます。特に基幹となるWebサイトでは、ベンダーのサポートは非常に重要です。

    上記の基準を踏まえ、国内で実績のある主要なCMS 11製品を比較しました。


    WordPress

  • 種類:オープンソース
  • おすすめの企業規模/目的:個人~大企業/ブログ、メディアサイト
  • 特徴:圧倒的シェア、プラグインによる高い拡張性

  • Adobe Experience Manager

  • 種類:パッケージ/クラウド
  • おすすめの企業規模/目的:大企業/DXP、Adobe製品との連携
  • 特徴:Adobe製品群とシームレスに連携し、高度な顧客体験を構築

  • Connecty CMS on Demand

  • 種類:クラウド
  • おすすめの企業規模/目的:大企業/大規模サイト、複数サイト一元管理
  • 特徴:エンタープライズ向けのWebガバナンス機能、セキュリティ機能

  • Sitecore

  • 種類:パッケージ/クラウド
  • おすすめの企業規模/目的:大企業/DXP、高度なパーソナライゼーション
  • 特徴:.NETベース。CMSからMA、コマースまで統合された高機能DXP

  • Movable Type

  • 種類:パッケージ/クラウド
  • おすすめの企業規模/目的:中~大企業/コーポレートサイト、公共機関
  • 特徴:高いセキュリティと安定性、豊富な導入実績

  • HeartCore

  • 種類:パッケージ/クラウド
  • おすすめの企業規模/目的:中~大企業/マーケティング活用、顧客育成
  • 特徴:CMSとMAが一体化、パーソナライズ機能

  • NOREN

  • 種類:パッケージ/クラウド
  • おすすめの企業規模/目的:中~大企業/静的サイト、セキュリティ重視
  • 特徴:静的CMSによる高いセキュリティと表示速度

  • Drupal

  • 種類:オープンソース
  • おすすめの企業規模/目的:中~大企業/大規模で複雑な要件のサイト
  • 特徴:高い柔軟性とカスタマイズ性、コミュニティが強力

  • ShareWith

  • 種類:クラウド
  • おすすめの企業規模/目的:上場企業、中~大企業/コーポレートサイト
  • 特徴:IR情報などコーポレートに必要な機能が揃う

  • microCMS

  • 種類:クラウド(ヘッドレス)
  • おすすめの企業規模/目的:スタートアップ~大企業/Webサービス、アプリ連携
  • 特徴:APIベースで開発自由度が非常に高い国産ヘッドレス

  • Wix

  • 種類:クラウド
  • おすすめの企業規模/目的:個人・中小企業/デザイン性の高い小規模サイト
  • 特徴:ノーコードで直感的にサイトが作れる
  • 比較表の中から代表的なCMSをピックアップし、さらに詳しく解説します。


    とにかく始めたい、コストを抑えたい企業向け:WordPress

    世界中で圧倒的なシェアを誇るオープンソースCMS。無料で始められる手軽さに加え、豊富な「プラグイン」を使えば、予約機能やECサイト機能など、あらゆる機能を追加できます。

  • メリット:無料、情報が多い、カスタマイズ性が高い
  • デメリット:セキュリティ対策が必須、公式サポートがない
  • こんな企業におすすめ:個人事業主、中小企業、まずは低コストでオウンドメディアを始めたい企業
  • 導入時の注意点:手軽な反面、セキュリティプラグインの導入やPHPのバージョン管理など、サーバーに関する最低限の知識は必要になる。

  • 大規模サイトのセキュリティ・Webガバナンスを強化したい企業向け:Connecty CMS on Demand

    数百〜数千ページに及ぶ大規模サイトや、複数ブランドのサイト群を効率的に一元管理することに特化した、エンタープライズ向けのクラウド型CMSです。高度な承認ワークフローや権限管理機能を備え、Webガバナンスを効かせたサイト運営を実現します。

  • メリット:大規模サイトの運用に強い、強固なセキュリティ、複数サイトの一元管理機能
  • デメリット:運用時のWebガバナンスを徹底するため、事前に運用設計が必要
  • こんな企業におすすめ:グローバルサイトやブランドサイトなど、多数のWebサイトを運営する大企業

  • セキュリティと実績を重視する企業向け:Movable Type

    商用CMSの草分け的存在で、官公庁や大学、大企業で数多くの導入実績があります。静的HTMLファイルの書き出しが基本のため、セキュリティが高く、サイト表示が高速なのが特徴です。

  • メリット:高いセキュリティ、豊富な実績、手厚いサポート
  • デメリット:ライセンス費用がかかる、動的な機能の実装には専門知識が必要
  • こんな企業におすすめ:セキュリティ要件が厳しい金融機関や官公庁、ブランドイメージを重視する大企業

  • マーケティング機能を統合したい企業向け:HeartCore

    CMS機能に加え、MA(マーケティングオートメーション)、アクセス解析、ABテストといったデジタルマーケティングに必要な機能がオールインワンで搭載されています。顧客データを活用し、パーソナライズされたWeb体験を提供したい場合に最適です。

  • メリット:マーケティング機能が統合されている、データに基づいたサイト改善が可能
  • デメリット:多機能なため使いこなすには知識が必要、高コスト
  • こんな企業におすすめ:Webサイトをリード獲得や顧客育成のハブとして本格的に活用したい企業

  • 最新技術を取り入れたい、開発の自由度を求める企業向け:microCMS

    近年注目されている「ヘッドレスCMS」の代表格。コンテンツを管理するバックエンド機能のみを提供し、フロントエンド(見た目)は自由に開発できます。Webサイトだけでなく、スマホアプリやIoTデバイスなど、様々なチャネルへコンテンツを配信したい場合に有効です。

  • メリット:表示速度が速い、開発の自由度が非常に高い、マルチデバイス対応が容易
  • デメリット:フロントエンドの開発が別途必要
  • こんな企業におすすめ:エンジニアが在籍しており、モダンな技術スタックで開発したいスタートアップやWebサービス企業
  • 最後に、CMS選定の際にお客様からよくいただく質問にお答えします。


    Q1:無料のCMSと有料のCMS、結局どちらがいいですか?

    一概には言えません。「Webサイトで何を実現したいか」と「かけられるリソース(費用・人手)」によります。


  • 無料CMSが向いているケース
  • 個人ブログ、コストを最優先したい、社内に技術者がいる場合。

  • 有料CMSが向いているケース
  • 企業の公式サイト、セキュリティやWebガバナンスを重視する、手厚いサポートが必要、マーケティングに活用したい場合。 有料CMSはライセンス費用がかかりますが、セキュリティやサポート、運用の手間を考慮すると、結果的にコストパフォーマンスが高くなることも多々あります。

    Q2:セキュリティを重視する場合、どの種類を選ぶべきですか?

    パッケージ型またはクラウド型の商用CMSをおすすめします。これらのCMSは開発元が責任を持ってセキュリティアップデートや脆弱性対応を行ってくれるため、オープンソース型に比べて格段に安全性が高いと言えます。特に金融機関や個人情報を扱うサイトでは必須の選択肢です。


    Q3:導入後にCMSを乗り換えることは可能ですか?

    はい、可能ですが、多大なコストと時間がかかります。記事コンテンツや画像データ、URL構造などを新しいCMSの仕様に合わせて移行する必要があり、サイト規模によっては数百万円以上の費用がかかる一大プロジェクトになります。だからこそ、最初のCMS選びが非常に重要なのです。


    Q4:CMS選びに失敗しないためのコツはありますか?

    CMS選定で失敗しないためには、「RFP(提案依頼書)」をベンダーに配布するとよいでしょう。CMS導入の目的、必要な機能、運用要件、スケジュール、予算、解決したい課題など、自社の要望を具体的にベンダーに伝えることで、理想的なCMSに出会える確率が高まります。

    ここまで様々な角度からCMSの比較と選び方を解説してきました。


    CMS選びは、単なるツール選定ではありません。貴社の情報を預かり、ビジネスの成長を共に支えていく「パートナー」を選ぶ行為です。目先のコストや機能だけでなく、5年後、10年後も安心して運用を任せられるかという長期的な視点を持って、ぜひ貴社に最適なCMS・パートナーを見つけてください。


    この記事が、貴社のCMS選定、ひいてはビジネス成長の一助となれば幸いです。

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